2025年の春のNHK朝ドラは、アンパンマン原作者、やなせたかしさんご夫妻の戦前から戦後に至る波乱万丈な激動の時代が描かれます。
やなせ たかしさん 経歴
1919年2月6日 高知県に生まれる。
1939年(20歳) 官立旧制東京高等工芸学校図案科(現:千葉大学工学部デザイン学科)卒業後
東京田辺製薬(現:田辺三菱製薬)宣伝部に就職
1941年~1945年終戦まで(22~26歳) 徴兵のため従軍。その後は戦友らとともにゴミ拾いの会社に勤める
1946年(27歳)絵への興味が再発して高知新聞に入社
同僚の小松 暢(こまつ のぶ)さんが転職し上京するのを知り、自らも退職し上京
1947年(28歳)小松 暢さんと結婚
1973年(54歳)月刊絵本「キンダーおはなしえほん」(フレーベル館)に『あんぱんまん』掲載
1988年(69歳)テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が日本テレビ系列にて放送開始
1990年(71歳)「アンパンマン」第19回日本漫画家協会賞大賞受賞
1991年(72歳)勲四等瑞宝章受章
1995年(76歳)「アンパンマン」第24回日本漫画家協会賞文部大臣賞受賞
1996年(77歳)高知県香市に香美市立「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」開館
1998年(79歳)「やなせたかし記念館詩とメルヘン絵本館」開館
2005年(86歳)「アンパンマン」第27回日本文化デザイン賞受賞
2013年(94歳)やなせたかし画業60周年、絵本『あんぱんまん』出版40周年
『やなせたかし大全』(フレーベル館)刊行
10月13日永眠 享年94歳
アンパンマンポータブルサイトより一部抜粋。やなせたかしさんの経歴に関しての詳細は下記のURLを参照してください。
アンパンマン 誕生の背景
ヒーローとしてのアンパンマンが誕生した背景には、やなせの従軍経験がある。第二次世界大戦中はプロパガンダ製作に関わっていたこともあり、特に戦いのなかで「正義」というものがいかに信用しがたいものかを痛感した。しかし、これまでのヒーローは派手な格好をし、強い力・武器・必殺技を持ちながら「正義」を口にし、悪者や暴れる怪獣を徹底的にやっつけることが主であり、飢えや空腹に苦しむ者を救わなかった。また、戦いによって汚染や破壊された自然や建物に対しての後始末や謝罪がみられなかった。戦中・戦後における深刻な食糧事情もあり、当時からやなせは「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。50代で『アンパンマン』が大ヒットする以前のやなせは売れない作家であり、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」と思っていたという。こういった事情が「困っている人に食べ物を届ける、立場や国が変わっても決して逆転しない正義のヒーロー」という着想に繋がった。アンパンマンと「正義」というテーマについて、やなせは端的に「『正義の味方』であれば、まず、食べさせること。飢えを助ける。」と述べている[35]。
TV放映は現在も
まとめ
1988年からTVアニメ放映された『それいけ!アンパンマン』は、日本の多くの子供たちが一度は夢中になったアニメといえるでしょう。
毎回登場する新キャラクターのひとりひとりに魅力があり、悪役のバイキンマンですら憎めないキャラクターとして描かれています。
安心して子供たちに観せられるアニメのひとつであり、子供たちの成長過程にプラスに働くのではないでしょうか。
50代という晩年でこんな魅力的な作品を生み出したやなせたかしさんの生涯、興味ありませんか?
2025年春の朝ドラ、NHK連続TV小説『あんぱん』、楽しみにしたいものです。
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